【ニュース】 住友林業、真庭市の「里山真庭の森林づくり推進事業」に参画 岡山県真庭市

2015.08.06
住友林業株式会社(東京都千代田区、市川晃社長)はこのほど、岡山県真庭市(太田昇市長)が取り組む「里山真庭の森林づくり推進事業」の事業者に選定されたと発表した。

同社は今後、持続可能な森林利用を可能とする「森林・林業マスタープラン」の策定作業を開始、同市の拡大する木材需要に対する供給力の向上を図るとともに、森林整備、林業振興、及び環境保全をバランス良く推進する森林経営の実現に寄与することを目指す。
20150806住友林業

同市は2013年に総務省の「ICT街づくり推進事業」の採択を受け、「真庭の森林を生かすICT地域づくりプロジェクト」として森林ICTプラットフォームを導入するなど、地域林業の活性化へ向けた様々な取組を行ってきた。
今後は、木質バイオマス発電(写真)やCLT(Cross Laminated Timber、直交集成材)など新たな木材需要の拡大に対応しつつ、環境保全や災害防止に配慮した森林整備を推進することが求められることから
「里山真庭の森林づくり事業」を開始する。

一方同社は、全国に4万6,247ha(2015年4月1日現在)の社有林を保有し、長きに渡る森林管理で培った経験・知識を活かし、森林・林業コンサルティング事業を展開してきた。
今回の同事業では、最新の航空レーザ測量による森林資源量把握、ゾーニング、伐採計画・路網計画の作成と伐出システムの実証、獣害対策案の策定、川中・川下の木材需要者への聞取り調査などを実施する。
事業期間は2015年7月9日(契約締結日)~2016年3月31日。