【ニュース】 東北芸術工科大学、教員と地元デザイナーらが民間のまちづくり会社を設立、エリア・リノベーションで山形市七日町を「東北のデザインセンター」に 山形県山形市

2015.07.22
東北芸術工科大学(山形県山形市、根岸吉太郎学長)は、中心市街地活性化のためにエリア・リノベーションを提案する。
エリア・リノベーションとは、建物単体ではなく、ある拠点を整備することによって街全体に広がるリノベーションの手法。

昨年開催した「山形リノベーションスクール」での活動を経て、同大学建築・環境デザイン学科の竹内昌義教授と馬場正尊准教授、同大学卒業生でアカオニデザイン主宰の小板橋基希氏、千歳不動産株式会社(山形市東原町)の水戸靖宏常務取締役がこのほど、民間のまちづくり会社「マルアール」を2015年6月に設立した。

今後は、山形市七日町シネマ通りに「トンガリビル」(山形市七日町二丁目7-23、旧オハラビル、4階建てRC造)を2015年12月までに整備し、シェアオフィスやギャラリースペースなどとして再活用する(シェアオフィスの入居募集は8月1日より開始)。

将来的には、「トンガリビル」を中心としたエリア・リノベーションで、山形市七日町一帯をアートとデザインの拠点とし、山形だけでなく東北全体のデザインセンターへと発展させていくことを目指す。

なお同大学では、デザイナーや暮らしに関わる専門家を招いた3日間にわたる講座「山形リノベーションワークショップ」を、8月7日~9日にトンガリビルで実施。
「エリア・リノベーションの活動を提案するワークショップ」と「東北地方の住まいを住みやすくするセルフリノベーション」の2種類のワークショップコースを用意した。
実際に自分たちで空き家を改修しながらリノベーションやまちづくりを学んでいくとしている。

ワークショップの実施日は8月7日~9日。
会場は山形市七日町二丁目7-23トンガリビル(旧オハラビル)。
入場料金は2万円、定員は30名(予約制)。
主催は東北芸術工科大学、協力は株式会社マルアール。

問い合わせ・申込みは東北芸術工科大学山形エコハウス事務局まで。