【ニュース】 吉原町1番地区市街地再開発組合、バスターミナル・医療施設・住宅で構成する再開発ビル「サンメディラック飯塚」を竣工、グランドオープン 福岡県飯塚市

2015.06.26
吉原町1番地区市街地再開発組合(福岡県飯塚市、佐藤正春理事長)はこのほど、飯塚市中心市街地「吉原町1番地区」で建設を進めていた再開発ビル(愛称:サンメディラック飯塚)を竣工、6月25日にグランドオープンした。

同ビルは、旧飯塚バスターミナル跡地を中心とした吉原町1番地区を再開発した地上11階建ての複合ビル。
建物1階にはバスターミナルを設置(7月25日より供用開始)し、「交通拠点」としての機能を持たせたほか、2~4階には飯塚急患センターなどの「医療・福祉関連施設」、5~11階には62戸の分譲マンションの「居住機能」を配置した。

中心市街地の衰退という社会問題を解決するため、再開発組合や飯塚市、一般社団法人飯塚医師会と意思統一を図り、着想から5年という短期間でグランドオープンを迎えることができたという。
20150626サンメディラック飯塚

1階のバスターミナルは、3つの乗降バースで構成、バス通路と待合スペースをガラスで仕切り、冷暖房完備の快適な空間とした。
施設中央付近に各種乗車券や定期券を取り扱う有人窓口を設置し、バスに関する案内も行う(自動券売機も一機設置)。

また、各のりばにバスナビジョン(バス現在位置情報表示システム)を設置、施設内の案内サインは基本的に英語・韓国語・中国語を併記し、多言語に対応するほか、ピクトグラムを採用するなどユニバーサルデザインにも配慮した。
また、コンビニエンスストア「ローソン」が新規出店、バスを待つ利用客が快適に過ごせる施設を目指す。

吉原町1番地区第一種市街地再開発事業再開発ビル(愛称:サンメディラック飯塚)の所在地は福岡県飯塚市吉原町1番1号。
地区面積は5,263.72㎡、延床面積は1万4,712.42㎡。

1階部分「西鉄飯塚バスターミナル」(認可申請中、平成25年9月まで同地で営業していた「飯塚バスセンター」から名称を変更)の延床面積は
796.57㎡。
発着本数は1日平日約130便、乗降者数は1日約4,000人(旧飯塚バスセンター平成25年5月実績)。
営業時間は7時~23時、運営会社は西鉄バス筑豊株式会社。

5~11階部分の分譲マンション「サンリヤン飯塚センシア」の延床面積は5,058.76㎡、総戸数は62戸。