【ニュース】 滋賀県、米国ミシガン州「マイヤーガーデン」内にオープンした北米最大級の日本庭園で同県主催の茶会を開催 滋賀県大津市

2015.06.15
滋賀県商工観光労働部観光交流局国際室は、6月13日にオープンした「マイヤーガーデン」(ミシガン州グランドラピッズ市)内の日本庭園(北米最大級、3.6ha)のオープニングレセプション(6月10日)で、同県主催による大茶会を開催した。

マイヤーガーデンとは、米国中西部最大のスーパーマーケットチェーン「マイヤー」(Meijer)が出資する総面積57haの大型美術・植物庭園。
年間約60万人が訪問する。

同茶会では、リック・スナイダーミシガン州知事などの要人を招き、三日月大造滋賀県知事が、信楽焼などの茶碗に入れたお茶を振る舞い、滋賀の芸術や文化、県産品のトップセールスを実施。
姉妹友好関係にあるミシガン州と一層の交流を深めたという。

滋賀県とミシガン州は、日本最大の湖「琵琶湖」と北米五大湖の一つ「ミシガン湖」との縁で、昭和43年11月14日に、姉妹友好交流を開始。
現在、同県内11市がミシガン州の市などと姉妹都市交流を行っている。

マイヤーガーデンの主催による開園式典には、スナイダー州知事や佐々江賢一郎駐米特命全権大使など、全米から約600人が参加。
開園式典では、滋賀の日本酒を用いた鏡開きに続き、両県州の友好交流のさらなる発展について、三日月知事がトップスピーチを行った。

また、マイヤーガーデンへの記念品として、ユネスコ世界歴史遺産・比叡山延暦寺の第256世天台座主半田孝淳氏揮毫の掛け軸を贈呈。
さらに、三日月知事は同イベントに合わせ、6月8日~13日に米国を訪問、スナイダー州知事との会談やミシガン州立大学での講演等も実施した。

なおマイヤーガーデンでは、今回の日本庭園開園に先立ち、2015年1月30日~8月16日に、滋賀県の仏像、絵画、陶器等の美術品・文化財59点の特別展覧会「マイヤーガーデン滋賀特別展」を開催、これまでに約20万人が訪れたという。