【ニュース】 クリエイティブ系スクール運営のVantan、国登録有形文化財「旧柳澤邸」と「大原一丁目柳澤の杜市民緑地」の保存と利用促進を目指したコラボレーションプロジェクトを開始 東京都世田谷区

2015.05.21
クリエイティブ分野のスクール運営事業を手掛けるVantan(バンタン、東京都渋谷区、石川広己代表)はこのほど、一般財団法人柳澤君江文化財団・一般財団法人世田谷トラストまちづくり・下北沢大学とコラボレーションしたプロジェクトを開始した。
同プロジェクトは、東京都世田谷区大原にある国登録有形文化財の「旧柳澤邸」と「大原一丁目柳澤の杜市民緑地」の保存と利用促進を目的に、学生たちがロゴやキャッチコピー、ビジネス企画などを提案するというもの。
「旧柳澤邸」は、昭和26年に建てられた約13坪の小住宅で、大正末期に興った民芸運動の面影が残る洗練された民家。
平成23年10月28日付で国の登録有形文化財の指定を受けている。
また旧柳澤邸のある庭園は、「大原一丁目柳澤の杜市民緑地」として常時公開されている(柳澤邸内部は年数回公開)。
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プロジェクト開始にあたっては、バンタンデザイン研究所キャリアカレッジの学生14名が、4月25日に行なったオリエンテーションに参加。
しもきた商店街振興組合の担当者から、旧柳澤邸と大原一丁目柳澤の杜市民緑地、下北沢駅利用客の回遊経路、下北沢来街者属性などについて説明を受けた。
さらに5月9日には、現地視察を行い、柳澤君江文化財団と世田谷トラストまちづくりの担当者の案内のもと、国登録有形文化財に指定されている邸宅、そして同じ敷地内にある離れと庭園を見学。
以降学生たちは、「100年先まで残す」というテーマのもと、旧柳澤邸や庭園を様々な媒体で訴求する際に使用するロゴのデザインやキャッチコピーの制作に加え、旧柳澤邸および離れ、庭園などを活用したイベントやグッズ、サービスなどのビジネス企画の立案、提案を行う。
今後は、2015年10月に実施予定の審査会でロゴデザインとキャッチコピーの最優秀作品を選出。
選ばれた作品は旧柳澤邸HPやパンフレットなどの媒体で活用されるほか、ロゴデザインについては、下北沢大学が制作・販売するT シャツにも使用される予定。
また、市民緑地を活用したビジネス企画についても最優秀作品を選出し、実施に向けた検討が行われる予定としている。