【ニュース】 JR東日本、リゾートしらかみ「橅(ブナ)」の車両を新造、2016年7月~9月に実施される「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」にあわせて営業運転を開始 秋田県秋田市

2015.05.15
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、冨田哲郎社長)は、同社が提案する「のってたのしい列車」の先駆けとして好評運行中の「リゾートしらかみ」の「橅(ブナ)」編成(キハ40系)の後継車両として、新型車両(HB-E300系:ディーゼルハイブリッド車両)を製作する。
車両は1編成(4両)製作し、2016年7月~9月に実施される「青森県・函館デスティネーションキャンペーン」にあわせて営業運転を開始。
地域の活性化、地方創生に取り組んでいくとしている。
運用区間は奥羽本線・五能線 (秋田~東能代~川部~弘前・青森)。
車両のデザインは、「KEN OKUYAMA DESIGN(奥山清行代表)」が担当した。
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エクステリアは、「橅(ブナ)」の木立をグラデーションで表現し、ナチュラルなグリーンの濃淡で優しい木漏れ日を感じさせるデザインが特徴。
インテリアは、雄大な白神山地や夕陽の沈む日本海などの美しい風景を車内から楽しめる開放感のある空間・窓とするほか、沿線のシンボルである橅や杉などの木材を取り入れ、温かみと安らぎを演出する内装とした。
BOX席は2タイプあり、さまざまな旅行スタイルに対応。
新たに設置するフードカウンターでは沿線の「食」も提供する。
また、ディーゼルハイブリッド車として、燃料消費量を低減する他、排気ガス中の有害物質である窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を約6割低減。
車内照明にはLEDを採用、従来の蛍光灯の約6割の消費電力量とする。
新型車両(HB-E300系:ディーゼルハイブリッド車両)の編成は4両編成(4M)。
最高運転速度は時速100km、定員は約140名。