【ニュース】 飛雪の滝百姓塾と岡谷鋼機、「農山村活性化の取組に関する協定書」を締結し、紀宝町で農山村と企業の協働活動を開始 三重県紀宝町

2015.04.23
三重県は、同県の仲介により、農事組合法人飛雪(ひせつ)の滝百姓塾(紀宝町浅里地区)と岡谷鋼機株式会社(名古屋市中区)が「農山村活性化の取組に関する協定書」を4月25日に締結、新たな協働活動を開始すると発表した。
同取り組みは、同県が平成24年度から取り組んでいる「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」の一環。
協定の内容は、紀宝町浅里地区で、田植え・稲刈りなどの農作業支援を行なうほか、農山村活性化に向けた協働活動を行うというもの。


岡谷鋼機株式会社は、1669年に名古屋で創業以来、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業など、様々な分野で活動する商社。
紀宝町浅里地区との縁は、平成23年の紀伊半島大水害の災害復旧支援のため、同社の社員がボランティア活動に入ったことがきっかけで、災害復旧が一段落した後も交流が続き、現在に至っているという。
一方、農事組合法人飛雪の滝百姓塾は、紀宝町浅里地区内の水稲生産者・農地所有者33名で構成。
浅里の農業・地域の発展・活性化を目指し、共同作業や施設の共同管理を行なう組織として平成18年に設立、平成27年2月28日に農事組合法人化した。
現在、浅里地区の水田約12haの作業を受託し、水田を守っている。
第1回の活動日時は4月25日の11時30分~15時30分(小雨決行)。
活動スケジュールは、11時30分に現地集合・調印式、11時45分に作業開始(田植え)、13時より昼食、14時より竹林整備、15時30分に終了(解散)。
活動場所は浅里生活改善センター(三重県南牟婁郡紀宝町浅里1149-1)。
参加者は、飛雪の滝百姓塾メンバー約10名、岡谷鋼機株式会社の新入社員20名・社員約10名。
今年は、年2~3回程度の活動を予定、8月下旬に稲刈りを行なう。
さらに今後は、農作業支援などを通じ、双方の連携・交流を広げていく予定。