【ニュース】 天保山大観覧車、世界初手法のライトアップリニューアルを完成、4月8日より夜空に直径100mの光のアートが登場 大阪府大阪市

2015.04.06
泉陽興業株式会社(大阪市浪速区、山田勇作社長)は、同社が管理する「天保山大観覧車」(大阪市港区)で、世界初の手法を導入したライトアップ演出を4月8日より開始する。
天保山大観覧車は、株式会社海遊館(大阪市港区、松尾義春社長)が運営する「天保山ハーバービレッジ」(大阪市港区)内の施設。
今回のライトアップ演出は、海遊館・天保山マーケットプレース開業25周年記念の一環として実施するもの。
これまでは、水銀灯やネオン管を使用してライトアップ演出を行ってきたが、2種類のLED照明を連動させた演出は、大観覧車の演出照明としては世界初の手法となる。
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同施設では、2期に分けてリニューアルを実施、2014年12月に実施した第1期リニューアルでは、投光器タイプのLED照明を合計360台交換した。
さらに、今回実施した第2期リニューアルでは、直接光のバータイプのフルカラーLED照明を合計1,560本加えたことにより、「花火」や「万華鏡」など、鮮明で美しい演出ができるようになるほか、文字や記号の表現も可能となり、メッセージの表示など用途の幅が広がるとしている。
今回開始する新たなライトアップ演出では、柔らかな色彩演出が特長の間接光と、万華鏡や花火などの鮮やかな光のイラストを演出できる直接光を組み合わせることで、直径約100mの大観覧車の大きなキャンパスに様々なアートを描くという。
毎時00分、15分、30分、45分には時刻を表示し、来訪客に向けて「ようこそ大阪へ!」「WELCOME TO OSAKA」などのメッセージを流すほか、太陽や傘のイラストにより、天気予報も告知する。
「天保山大観覧車」は平成9年7月に開業。
直径100m、地上高112.5mの大きさは、現在でも日本有数の大観覧車で、世界最大級の水族館「海遊館」に隣接していることから、地元大阪をはじめ、海外からの来訪客にも人気のスポットになっているという。