【ニュース】 パナホーム、釜石市の復興公営住宅で重量鉄骨造「ビューノ」2棟を建設 岩手県釜石市

2015.04.01
パナホーム株式会社(大阪府豊中市、藤井康照社長)は、2014年12月25日に釜石市が公募した復興公営住宅(提案型買取方式)の「東部地区只越3・4号」で優先交渉権者に選定、3月23日に同市と基本協定を締結した。
今後、同社は2016年の引渡しに向け、事業を推進する。
同社は、東日本大震災の被災地復興を目的に「復興住宅支援室」を発足。
今回の案件は、復興公営住宅としては宮城県石巻市「新渡波西(しんわたのはにし)A地区」に次いで2案件目となる。
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今回は、「只越3号」では828.33㎡の敷地に6階建「ビューノ」1棟(19戸)と、「只越4号」では726.05㎡の敷地に7階建「ビューノ」1棟(27戸)を計画。
工業化住宅の特性を活かし、工期短縮化を図るとともに、耐力壁不要という重量鉄骨ラーメン構造の特長を活かし、将来にわたり可変性の高い間取りプランを提案した。
復興公営住宅で、工業化住宅構法の重量鉄骨造「Vieuno(ビューノ)」を採用した提案が選定されたのは、同社が初となる(2015年3月時点、同社調べ)。
さらに、地元住民へのヒアリングを通じ、「ふれあい・交流の場」に重点を置いた計画を策定。
建物外部には近隣のにぎわいを創出し、万が一の災害時には地域住民も利用可能な防災倉庫を配置した「街カド広場」を設けるという。
また、建物内部には各住戸のLDKに面するように配置(リビングアクセス)設計された「みんなの広場」を設け、住民相互の見守り効果をもたらし、共助を促す計画とした。
引き渡しは、「只越3号」が平成28年5月下旬、「只越4号」が平成28年8月初旬の予定。