【ニュース】 アパグループ、次期中期5ヵ年計画 「SUMMIT 5-Ⅱ」を発表、東京都心への集中投資から全国への「全面展開」へ 東京都港区

2015.03.23
総合都市開発のアパグループ(東京都港区、元谷外志雄代表)は、2015年4月1日よりスタートする次期中期5ヵ年計画「SUMMIT 5-Ⅱ(第二次頂上戦略)」を発表した。
同社では、2010年4月より中期5ヵ年計画「SUMMIT 5(頂上戦略)」を開始。
「一点突破・全面展開」をキーワードに、東京都心でトップを取る戦略をとり、ホテル部門では東京都23区内で「アパホテル」ブランドの客室数が1万446室(建築・設計・計画中を含む)でトップとなった。
これらを含め、提携ホテルを含むアパホテルズ&リゾーツのホテルネットワーク客室数は、当初の目標だった4万室を上方修正した5万室をも超え、5万1,896室(建築・設計・計画中を含む)となり、アパカード会員数も目標の800万人を前倒しで達成、869万人(2月28日現在)となっている。


SUMMIT 5-Ⅱでは、こうしたSUMMIT 5の成果を踏まえ、これまでの東京都心への集中投資によってブランドアップを図る「一点突破」から、「全面展開」に重点を置き、「日本で断トツNo.1のホテルチェーンへ」「マンションの高ブランド化から総合都市開発事業へ」の施策を骨子としていく。
具体的施策としては、「FC、パートナーホテルズ営業のための体制強化」「専門部署の設置によるIT戦略の強化」「接客スーパーバイザーによる『おもてなし』『接客』の指導強化」「最先端技術を導入し、チェーンホテルNo.1の利便性の高い自社サイトの構築を推進」「人材の早期育成プログラムの策定及び運用」「若手支配人に対するサポート体制の強化」「女性の役員・管理職及び支配人への積極的登用」「ホテル、マンションの企画建設のための部門横断的な営業体制の強化」「地球環境にやさしいホテル設計の研究」「『安全』『安心』『安眠』のためのリスク管理体制強化」「訪日外国人の受入強化として館内サインやホームページ等の多言語化を充実」を行う。
ホテル部門の数値目標は、客室数10万室(自社4万8,000室、FC2万4,000室、パートナーホテルズ2万8,000室)、2020年度ホテル部門売上高1,200億円、アパカード会員1,500万人、訪日外国人の集客強化(2020年年間宿泊者数250万人)。
また、住宅部門の数値目標は、売上高500億円、マンション管理戸数3万戸、賃貸事業での自社保証物件の入居率95%達成、全体入居率90%の維持としている。