【ニュース】 WILLER ALLIANCE、ウィラートレインズ(京都丹後鉄道)の鉄道事業再構築実施計画が3月11日に国土交通省より認定 京都府宮津市

2015.03.13
京都丹後鉄道の運行を担うWILLER TRAINS株式会社(ウィラートレインズ、東京都港区、村瀬茂高代表)は、北近畿タンゴ鉄道株式会社(京都府宮津市、上田清和社長)および関係9自治体と共同で認定申請を行っていた鉄道事業再構築実施計画について、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律第24条に基づき、2015年3月11日に国土交通省より認定された。
関係9自治体とは、京都府・兵庫県・福知山市・舞鶴市・宮津市・京丹後市・伊根町・与謝野町・豊岡市。
2015年3月11日時点で同計画の認定件数は計6件で、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の一部を改正する法律(平成26年法律第41号)が2015年11月20日に施行された後としては、全国で初めてとなる。
同社は同認定を受け、北近畿タンゴ鉄道が保有する鉄道施設および車両等を借り受け、第二種鉄道事業者として2015年4月1日を目標に京都丹後鉄道の運行を開始する。
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「鉄道事業再構築実施計画」とは、地域公共交通の活性化及び再生に関する法律に規定する鉄道事業再構築事業を実施するための計画。
鉄道事業再構築事業とは、最近の経営状況に鑑み、その継続が困難または困難となるおそれがあると認められる鉄道事業を対象に、経営の改善を図るとともに、地方公共団体等の支援を受けつつ、上下分離の事業構造の変更を行うことにより、その路線における輸送の維持を図るための事業。
認定を受けた鉄道の通称名は「京都丹後鉄道」(略称:丹鉄)、路線通称名は宮舞線(宮津~西舞鶴)・宮豊線(宮津~豊岡)・宮福線(宮津~福知山)。
ウィラーグループ10年構想である「交通革命とまちづくりが連携することで、地域の価値を向上する」ことを目標に、地域のシンボルとして地元住民に愛される鉄道を目指すとともに、公共交通と連携した沿線エリアのまちづくりを推進し、地域の価値を向上するとしている。