【ニュース】 ランサーズ、スマートデザインアソシエーションと業務提携を締結、地域クラウドソーシングで福岡移住者へ仕事機会を提供 福岡県福岡市

2014.12.24
国内最大のクラウドソーシングサービス「ランサーズ」を運営するランサーズ株式会社(東京都渋谷区、秋好陽介社長)はこのほど、「福岡移住計画」を運営する株式会社スマートデザインアソシエーション(東京都世田谷区、須賀大介社長)と業務提携契約を締結した。
今回の業務提携は、これまで「福岡移住計画」が提供していた「住まい」、「コミュニティ」の情報に加え、ランサーズから福岡への移住者にオンライン上で完結する「仕事」を提供していくというもの。
両社は今後、福岡でのプロジェクトを皮切りに、地方移住検討者への情報提供と仕事機会提供の取り組みを、他の地域にも提供していくとしている。


「ランサーズ」は、国内最多の約41万人が登録し、上場企業など10万1,000社以上が利用しているクラウドソーシングサービス。
「ランサーズ」上の仕事は54%が東京から発注され、それを受ける人の75%が東京以外の地方となっており、東京から地方へ仕事を供給する構造になっているという。
一方、「福岡移住計画」を運営するスマートデザインアソシエーションは、「住まい」「コミュニティ」など移住者にとって重要な地域情報を提供し、福岡への移住支援事業を行ってきた。
今年度は、クリエイターが体験移住できる制度「ぼくらの福岡クリエイティブキャンプ」など、国内初の取り組みを福岡市と協同で実施し、新しい移住支援の在り方を自治体と共に提供している。
今回、両者が提携することで、移住者の最も大きな不安である移住後の「仕事」に関しても、具体的な案件を提供することが可能になるという。
あわせて両社は、「仕事」「住居」「コミュニティ」など、移住に際して必要となる情報を総合的に提供する専用サイトも新設する。
なおランサーズは、九州では既に西日本新聞社と提携、地域クラウドソーシングサービス「九州お仕事モール」を展開しているが、今回の提携事業は同件とも連携を図っていくとしている。