【ニュース】 上智大学、四谷キャンパス計画で教育研究施設にオフィスビルを併設する複合施設「ソフィアタワー」を着工、2017年4月より供用予定 東京都千代田区

2014.11.10
学校法人上智学院はこのほど、同大学の新たなシンボルとなる「ソフィアタワー」(東京都千代田区、地上17階・高さ77m、四谷キャンパス)の建設工事に着手した。
新棟建設の起工式は11月4日に実施、2017年4月の供用開始を目指す。
ソフィアタワーには、全学の言語教育を担う「言語教育研究センター」と、学部横断的なグローバル教育を展開する「グローバル教育センター」の両センターを設置、同大学のグローバル教育推進機能を集約する。
また、入学定員増に見合う教室の整備や、800人規模のホールを兼ねる大教室も設置。
新棟の7階以上の高層部は、「四ツ谷」駅前という立地を生かし、収益目的のオフィスビルとする。
20141110%E4%B8%8A%E6%99%BA%E5%A4%A7%E5%AD%A6.jpg


建物の低層階には、1932年建設された1号館や、四谷キャンパスに隣接するカトリック麹町教会(聖イグナチオ教会)と同じテラコッタを壁や床に用いることで、地域の町並みと一体化したキャンパス環境を創出。
また、1階エントランスホールには同大学の歴史や周辺地域の歴史と文化を展示するスペースを設けるほか、麹町大通り沿いには空地を設けるなど、地域との繋がりを意識した四ツ谷の新たなランドマークとして、活気ある街づくりに貢献していくとしている。
なお開発にあたっては、三井不動産株式会社にプロジェクトアドバイザリー業務を委託、オフィス部分については、同社が商品企画を行い、同大学からのマスターリースのもとテナントリーシング、運営管理を一括して担う。
オフィスビルの収益は、海外からの留学生や遠方出身の学生への支援を目的とした奨学金として活用するほか、同大学の教育研究環境整備の財源とする予定。
「ソフィアタワー」の所在地は東京都千代田区麹町6丁目1番1号、1番25号。
敷地面積は約5,700㎡、延床面積は約3万9,000㎡。
規模は地上17階・地下1階(高さ77m)、塔屋1階(オフィスビル7階~16階)。構造は鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造。
工期は着工2014年11月、竣工予定2016年12月末。