【ニュース】 あわえ、明治時代の銭湯をリノベーションした地域交流拠点「初音湯」を正式開所、「日和佐エリアリノベーションプロジェクト」第1弾 徳島県美波町

2014.09.24
地域活性に係る各種プロデュース事業を手掛ける株式会社あわえ(徳島県美波町、吉⽥基晴代表)は、明治時代に建てられた銭湯「初音湯(はつねゆ)」をリノベーションし、9月22日に地域交流拠点として正式開所した。
同取り組みは、地域の文化資産の保護や地域コミュニティの活性化を図る「日和佐エリアリノベーションプロジェクト」の第1弾。
「初音湯」は明治42年(1909年)に美波町日和佐地区に建てられた銭湯。
1990年に閉鎖後も、脱衣所や風呂場は当時のまま保存されており、1世紀以上にわたり同地区の住民から親しまれてきた文化資産だという。


同社では、明治・大正・昭和時代、まだ各家庭に風呂がなかった時代には住民交流の場の役割を果たしていた銭湯を、現代の「地域住民の交流施設」としてリノベーションすることを決定。
2014年5月下旬~7月中旬にわたり改修工事を進め、8月中旬~9月中旬のプレオープンを経て、9月22日に正式開所した。
開所後は、地域住民や観光客・お遍路さんなどに「交流・憩いの場」として開放するとともに、同社オフィス機能も併設。
社員と地域住民とが日常的に交流を図ることにより、生活者からの声を逐次広聴しながら、地域課題の解決に向けた新たな事業やサービスを検討していくとしている。
同社では、今回の「初音湯」リノベーションを起点に、今後も同地区の遊休施設(点)をサテライトオフィス体験施設やゲストハウスなどへ計画的にリノベーションするとともに、美波町への更なるサテライトオフィス誘致や移住促進を図ることにより、町外からの来訪者と町内の住民とが交流する活気ある「通り」(線)を創り出し、そして地区全体(面)へとその活気を波及させていくとしている。
地域交流拠点「初音湯」の施設は、軒先スペース(縁側「あわえん」約2.5㎡、玄関約5㎡)、コミュニティスペース(約26.5㎡)、コミュニティ&オフィススペース(約46.5㎡)。