【ニュース】 プリンスホテル、台湾・台北市と金沢市に営業拠点を新設、国内外でセールスを強化 石川県金沢市

2014.09.22
株式会社プリンスホテル(東京都豊島区、小林正則社長)は、海外では10月1日より台湾・台北市に、国内では10月8日より金沢市に新たに営業拠点を新設する。
国内外でのセールス強化が目的。
台湾からの旅行者数は、日本全体の2013年度の推計値では第2位、2013年度のプリンスホテルの宿泊利用では1位となっている。
また、金沢市は2015年3月14日に延伸される北陸新幹線の開通により、ビジネス・観光需要の高まりが期待され、首都圏との往来者の増加が見込まれるという。


同社ではこれまで、首都圏のシティホテルやプリンスグランドリゾート軽井沢、妙高杉ノ原スキー場など、北陸新幹線の沿線で複数の施設を運営してきた。
今回、金沢市に新設する北陸セールスセンターでは、北陸新幹線の金沢延伸にあわせ、レジャー・ビジネス需要の喚起・取り込みを図る。
現在、外国人旅行客にとっての日本旅行は、東京~大阪間で東海道新幹線沿線の観光地を巡りながら移動する「ゴールデンルート」が定番コース。
北陸地方は、郷土料理や歴史的建造物など、外国人旅行客が好む日本の原風景を中心とした豊富な観光資源がありながら、交通アクセスの弱さから、旅行コースとして取り込まれることは多くなかったという。
同社ではかねてから大阪から北陸、軽井沢を巡り東京に至る「新ゴールデンルート」を提唱してきたが、北陸新幹線の金沢延伸を機に、北陸の旅行会社や観光団体などと協力し、より魅力的な「新ゴールデンルート」を企画、一層の外国人旅行客誘致を図るとしている。
北陸セールスセンター所在地は石川県金沢市広岡3丁目1-1 金沢パークビル517。営業開始日は10月8日。
主な業務内容は、現地エンドユーザー(現地法人、諸団体など)への直接セールス、現地旅行会社への直接セールス、インバウンド向け日本旅行コースの企画など。