【ニュース】 福乃和、出雲大社神門通りの店舗でふぐを使用したおもてなし料理「うず煮」を10月5日より提供 島根県出雲市

2014.09.12
ふぐ加工品の製造・販売を手掛ける福乃和(株式会社和田珍味、島根県大田市、和田信三代表)は、出雲大社神門通りの店舗「福乃和」(島根県出雲市)飲食コーナーで、「うず煮」の提供を10月5日より開始する。
「うず煮」とは、出雲大社の祭祀を執り行う出雲国造(こくそう)家で代々受け継がれてきた、ふぐを使用した特別な「おもてなし料理」。
寒さ厳しい旧暦の元旦に、福縁を授ける出雲大社の「福神祭」で拝礼者や祭りの世話をした人などに振舞われる料理だという。


「うず煮」は、出雲国造家だけの特別な料理で、食べ方も出雲国造家の食べ方がある。
茶碗に、ふぐの身やシイタケ、かんぴょうが入ったとろみのついたふぐだし汁を注ぎ、その上にセリを載せ、その上から暖かいご飯を入れ、ご飯の上に干しのりやわさびを載せて出来上がりとなる。
ご飯の下に具があるため、かき混ぜてから食べるのが国造家の食べ方で、ふぐの上品な香りと、ピリリと利いたワサビが食欲をそそるという。
同店では、出雲大社の平成の大遷宮で注目を集めた2013年に、土産用商品として「うず煮」の販売を開始。
購入した観光客から、「今すぐ食べてみたい」という声を受け、10月5日より店舗飲食スペースで提供することとした。
価格は1食1,080円。
なお、「うず煮」の物販用商品は、実店舗と通販のみの販売に絞り、年間8万個の販売を目指す。