【ニュース】 和晃、萩市とタイアップし、幕末の京都で売れた「長州おはぎ」を復刻販売 山口県萩市

2014.09.09
京菓子の製造販売を手掛ける株式会社和晃(京都市伏見区、井町充宏社長)は、来年の大河ドラマで注目される山口県萩市とタイアップし、幕末の京都で売れた「長州おはぎ」を、9月13日より同社店舗「京ぽんと祇園菓舎」で復活販売する。
「長州おはぎ」とは、長州藩の城下町「萩」を示す「おはぎ」を、萩藩主毛利家の家紋「一文字三星」になぞらえ、三角形に3個並べて箸を添えたもの。
元治元年(1864年)9月、長州藩「36万石」にかけて「36文」で販売され、京都の民衆が買い求めたという。


「長州おはぎ」は、買う人が「負けてくれ(安くしてくれ)」と言えば、売る人は「一戦(一銭)も負けられん(安くしない)」と答える作法があったとされている。
この作法には、幕府による長州征伐などで苦境に立っていた長州藩を応援したいという、当時の京都に暮らす人々の想いがあったという。
京ぽんと祇園菓舎(株式会社和晃)の創業者は山口県萩市の出身。
その縁もあり、「長州おはぎ」を京都で蘇らせたいという萩市の依頼に応え、今回の復刻販売が実現した。
なお9月13日・14日の両日は、萩市観光課による「店頭プロモーション」を同時開催する。
今回販売する「長州おはぎ」は、北海道産小豆の粒あんと国産糯米(もちごめ)が醸し出す、優しい甘さの逸品だという。
販売店舗は京ぽんと祇園菓舎(京都市東山区祇園町南側532)。