【ニュース】 ミサワホーム北海道、独自構法FWSを戸建住宅で初めて採用した試行棟を札幌市内の分譲地で9月に竣工 北海道札幌市

2014.08.21
ミサワホーム北海道株式会社(北海道札幌市、小野昌幸社長)はこのほど、札幌市内の分譲地「ミサワホームタウン森林公園駅セカンドステージ」内で、FWS(フューチャー・ウッド・システム)を採用した初の戸建住宅の試行棟を9月に竣工する。
FWSは、ミサワホーム株式会社(東京都新宿区、竹中宣雄社長)が取り組む独自構法。
構造体にミサワホーム独自の木質接着複合パネルをさらに高強度にした超高耐力パネルを使用し、循環資源である木材を建築物に積極的に活用する。


FWSの第1弾では、2方向ラーメン構造を採用した3階建の大規模建築物「ミサワホーム静岡事務所ビル」を、第2弾では壁式構造を採用した耐火構造の4 階建店舗兼共同住宅「赤羽の集合住宅プロジェクト」をそれぞれ竣工。
第3弾となる今回の物件はFWS初となる戸建住宅で、厚さ120mmの超高耐力パネルを組み合わせた門型フレームと耐力壁とで構成される1方向ラーメン・1方向壁式構造を採用した。
空間内部は耐力壁を必要としないため、大開口と大空間が可能となり、設計の自由度が向上したほか、幅6mを超える大開口に加え、間仕切り壁を設置する前の状態で34畳の大空間を実現。
ガラスのファサードを採用したい商業施設や、大きな開口部を設けたいデザイン住宅などへの対応も可能となるほか、家族構成の変化に合わせた将来の間取り変更にも対応できるとしている。
なお建物は、約4kWの太陽光発電システムを搭載したファミリータイプの2階建となっており、高性能Low-Eガラスや基礎断熱の採用で断熱性能を高め、エネルギー消費を抑制したことなどから、低炭素建築物の認定も受けているという。
建設地は 「ミサワホームタウン森林公園駅セカンドステージ」内(札幌市厚別区)。
敷地面積は255.98㎡、建築面積は80.28㎡、延床面積は145.39㎡。
階数は地上2階建。
一般公開は8月23日・24日。