【ニュース】 早稲田環境研究所など、秩父市で木質バイオマス発電事業プロジェクトを開始 埼玉県秩父市

2014.06.16
早稲田大学発環境系ベンチャー企業・株式会社早稲田環境研究所(東京都新宿区、壺内良太代表)は、かぶちゃん電力株式会社(東京都千代田区、鏑木秀彌代表)、株式会社サイサン(埼玉県さいたま市、川本武彦社長)、株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ(東京都新宿区、熊澤拓代表)と共同で、木質バイオマス発電事業プロジェクトを秩父市で開始すると発表した。
同発電事業プロジェクトの原料となる木質チップは1日あたり60t(年間約2万t)。
間伐材・剪定枝・建廃チップ等を原料とし、発電規模は約2MWを計画している。


同発電事業プロジェクトでは、地域の木材の供給量に適合した、中規模での発電事業のパッケージ化を目指し、ソーシャルインパクト・ボンド(SIB)型の社会的価値・環境価値を含めた資金調達手法を適用する。
また、発電事業だけでなく、周辺の企業誘致等を一体的に行い、熱融通等エネルギー面での新たな取り組みを行う。
さらに6次産業化等への展開に向けた事業拠点を創出、地域PPS(新電力)のスキームを活用した地産池消型のエネルギーシステムの構築も目指すとしている。
なお同社などでは今後、同プロジェクトに限らず、地域連携型未利用バイオマス(木質系・食品系・畜産系・廃棄物系等)の有効利用に向けたプロジェクト支援も強化するという。