【ニュース】 長泉町、子育てしやすい町を目指した復職支援事業を4月より開始、育児や介護などによる離職者の不安を解消 静岡県長泉町

2017.03.06
長泉町は、育児や家事・介護中の人などを対象に、育児などと両立しながら無理のないペースでの就労や復職支援・起業等に向けたトレーニングに取り組める長泉町初の就労支援事業「長泉わくわくキャリア創出事業(長泉わくキャリ)」を4月から開始する。
業務委託先は株式会社ビズホープ(静岡県三島市、寺田望代表)。

「長泉わくキャリ」とは、全国に先駆けて同町が開始する、男女を問わず育児・家事・介護中の人向けの就労支援事業。
通常出会うことが難しい、地域企業や行政と個人を繋ぎ、育児・家事・介護などと両立しながら、無理のないペースでの就労や完全就労復帰、起業など自分のスタンスに合わせたトレーニングに取り組むことができる点が特長だという。
また、育児・介護中の人の意見を反映した商品開発や事業開拓につながるなど、参加企業(団体)などにとってもメリットがあるとしている。

静岡県東部に位置する同町は、他市町に先駆けて中学生までの医療費無料化や少人数指導学級を導入するなど、充実した子育て支援が評判を呼び、子育てしやすい町として注目されているという。

また同町では、子育て中の人材活用の支援にも取り組んでおり、2014年度からは町内在住の子育て中の女性21名を町公認の記者として養成。
町の魅力をママたち自らが発信する「長泉ママラッチ事業」を実施し、他市にもモデル事例として広がるなど、県内外から大きな反響を得た。

今回の同支援事業では、こうした人財発掘の経験を生かし、さらに次のステージとして導入するもの。

「長泉わくキャリ」の事業開始日は2017年4月より。
対象者は、男女を問わず育児・介護等に取り組みながら就労復帰等を検討している長泉町在住・在勤の個人。
対象の企業・団体・行政は、長泉町内にかかわらず、国内・外の企業、団体、行政。
参加の流れは、参加希望者にヒアリングを行い、セミナー等を実施後、個人のスキルと企業の要望それぞれに合いそうな仕事やプロジェクトを紹介する。
今後、説明会を随時実施予定。