【ニュース】 フージャースアベニューと筑波大学、戸建住宅街「デュオアベニューつくば吾妻西街区」で学生・大学院生の設計意図とデザイン提案を活かした住宅3棟を竣工 茨城県つくば市

2021.03.24
株式会社フージャースホールディングス(東京都千代田区、廣岡哲也社長)傘下の株式会社フージャースアベニュー(東京都中央区、森俊哉社長)と国立大学法人筑波大学(茨城県つくば市、永田恭介学長)は、同社が開発する戸建住宅街「デュオアベニューつくば吾妻西街区」(茨城県つくば市)で、同大学の学生・大学院生の設計意図とデザイン提案を活かした住宅3棟を設計・施工、このほど竣工した。

両者は2018年、不動産業の進展と産学連携教育プログラムによる人材育成を目的に「共同研究契約書」を締結。
今回の同取り組みはその一環として実現したもの。
同戸建住宅住宅街に建設する住宅について、筑波大学芸術専門学群・建築デザイン演習と、同大学院芸術専攻デザイン領域群・建築デザイン特別演習の一環として「住み継ぐ家」をテーマとした企画・設計コンペを実施、39名の学生・大学院生の提案のうち優秀作3案を選出したという。

2018年6月に行われたコンペでは、染谷美也子さん(芸術専門学群3年生、当時)設計の「ハウス・オブ・プランツ」を最優秀賞に選出。
限られた空間のヴォリュームを工夫し様々な庭をつくることを提案、居間や食堂と庭の空間が一体となったアイデアが評価され、実際の住宅設計では「中庭・ハナレのある家」として実現した。

優秀賞に選出された安喜祐真さん(芸術専攻博士前期課程1年生、当時)設計の「土間のある家」は、玄関から台所にかけて土間空間を広く取り、諸室をつなげるという大胆なプランが評価され、「あじみちの家・キッチンを囲む家」として実際に設計。
また、リュウ・T・ペニーさん(豪・クイーンズランド大学4年生・短期留学生、当時)が設計した「本棚のある家」は、知的な仕事に携わる住民が多いと考えられるつくば市に建つ住宅ならではのアイデアが評価され、「本棚・吹き抜けのある家」として採用された。