【ニュース】 松之山温泉とGPSSグループ、蒸気や熱水などを活用したサステナブルな発電所「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」の開所式を実施 新潟県十日町市
2020.12.15
松之山温泉合同会社まんま(新潟県十日町市、柳一成代表)と株式会社地熱開発(GPSSグループ、東京都港区、大野友史代表)は
12月13日、「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」(新潟県十日町市)の開所式を実施した。
「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」は、蒸気や熱水といった、松之山温泉の身近にある資源を活用したサステナブルな発電所。
松之山温泉合同会社「地EARTH(ジアス)」(新潟県十日町市、柳一成代表)が運営を行う。
開所式では、十日町市の関口芳史市長が「十日町市では、東日本大震災後、十日町市内で消費する電力量の30%を再生可能エネルギーで賄うという目標を掲げています。今回の地熱発電は、その目標を掲げて初めて実を結ぶ事業です。松之山温泉の豊かな資源を活用したいという地域の思い、また地熱開発の『温泉の供給に影響を与えない資源の利用』の提案、このふたつが重なった素晴らしい取り組みです。関係者の皆様の長期間の努力に対し敬意を表したいと思います。」と祝辞を述べた。
また、同発電所を運営する松之山温泉合同会社「地EARTH(ジアス)」の柳一成代表は、「ここに至るまで喧々諤々、熱い議論を戦わせたことも何度もありましたが、発電所開所を迎えることが出来ました。今後、サステナブルな観光とサステナブルな環境を組み合わせて、更に地域のコンテンツを発信していきたいと思います。」と述べた。
同発電所は、2021年1月15日よりFIT制度で東北電力に売電、その後、再生可能エネルギーの販売事業を行うみんな電力株式会社(東京都世田谷区、大石英司代表)を通じ、十日町市と強いつながりのある世田谷区をはじめ、全国の電力需要家に供給する。
「コミュニティ発電 ザ・松之山温泉」の所在地は新潟県十日町市松之山湯本字道徳1147-1、1147-2。
発電出力は210kW。