【ニュース】 ローカル鉄道・地域づくり大学、2014年度サマースクールを8月に実施、ひたちなか海浜鉄道の延伸計画を巡るワークショップなどを実施 茨城県ひたちなか市

2014.07.07
昨年正式に発足した「ローカル鉄道・地域づくり大学」(茨城県ひたちなか市、吉田千秋代表理事)は、2014年度サマースクールをひたちなか市で実施する。
同大学の代表理事・吉田氏は、ひたちなか海浜鉄道株式会社代表取締役で国土交通省任命地域公共交通マイスター。
今回で3年目となるサマースクールは、これまでの2年間で100名ほどが参加。
今年は、過去に参加経験のある人や鉄道経営希望者向けのスクール(第1回)と、初参加の人やライトな鉄道ファン向けのスクール(第2回)の2回に分けて実施する。
対象は、「将来、鉄道の経営に関わりたいと思っている人」「鉄道が好きで、普段は経験できないこと学びたいと思っている人」「ローカル鉄道のある地域・行政関係者」など。


今回のサマースクールでは、ローカル鉄道としては非常に珍しい、ひたちなか海浜鉄道の延伸計画の予定地を巡り、延伸案を検討する「ワークショップ」を実施。
また、特徴的な取り組みが目立つ秋田県・由利高原鉄道と、熊本県・熊本電気鉄道を取り上げた「ケーススタディ」、写真家・米屋 こうじ氏による「カメラで残すローカル鉄道講座」(第2回のみ)などを実施する。
さらに、ひたちなか市・公共交通対策室の現役職員も出席するパネルディスカッションも予定しているという。
2014年度サマースクール開催日程は、第1回が8月23日~24日、第2回が8月30日~31日。
内容は、第1回・第2回共通プログラムが、「地元の生の声を聞く!住民、行政によるパネルディスカッション」「ひたちなか海浜鉄道4つの延伸案を実地調査&徹底議論」「ひたちなか海浜鉄道のほか、由利高原鉄道、熊本電鉄を事例紹介」。
第1回のみのプログラムは、「鉄道経営を夢見る人へ 公募社長・吉田による体験談と経営基礎知識」「数字で見る!全国ローカル鉄道の経営分析」。
第2回のみのプログラムは、「実際の車輌で教わる!鉄道車輌の構造・整備を学ぶ」「カメラで残すローカル鉄道!写真家・米屋 こうじ氏の写真講座」。
費用は2万9,000円(税込、ひたちなか海浜鉄道フリー乗車券、宿泊費、懇親会・食費込)。定員は各回30名。
実施場所は、茨城県ひたちなか市 勝田駅・那珂湊駅周辺など。