【ニュース】 西日本鉄道とアップクオリティ、高速バスの空きスペースを活用した貨客混載・産直販売を拡大、載せ替えで宮崎から東京へも配送 福岡県福岡市
2020.12.10
西日本鉄道株式会社(福岡市博多区、倉富純男社長)と株式会社アップクオリティ(東京都新宿区、泉川大代表)は、高速バスの空きスペースを活用し、九州各地の産品を天神・博多へ運び、販売する貨客混載・産直販売の取り組みで、2020年12月15日~2021年
2月15日の期間、新たに長崎・熊本・大分を加えた計4県の産品の輸送・販売を実施、宮崎の産品を高速バスで載せ替えて東京へ輸送する取り組みを開始する。
同取り組みは、「バスあいのり」事業を行っているアップクオリティと九州島内を中心に高速バスのネットワークを有する西鉄グループが連携して行っているもの。
高速バスを活用することで、少量の貨物をトラックなどの通常の配送方法と比べて早く、安価で輸送することができるとしている。
今年9月に行った取り組みでは、同事業に対する生産者・消費者の期待の大きさや、輸送・販売オペレーションの確認などを行うことができたという。
今回は産地を拡大し、長崎・熊本・宮崎・大分を対象とする。
2週間おきに産地や産品を変えながら各地と結ぶ高速バスで輸送し、ソラリアステージ(福岡市中央区)で販売、長崎のいちご「ゆめのか」や熊本にしかない地域限定スイーツ、大分の農産加工品など、各地域の魅力的な産品を出荷したその日のうちに新鮮な状態で福岡都市圏に届けるという。
また、宮崎の産品を東京へ輸送する取り組みでは、宮崎と福岡を結ぶ高速バス「フェニックス号」で天神まで輸送し、東京へ向かう「はかた号」に載せ替え、通常の配送よりも1日早く、出荷日の翌朝に東京へ届けることができる。
輸送した産品は、東京・新宿にある宮崎のアンテナショップでより鮮度の高い状態で販売するという。