2020.11.04
富士急行株式会社（山梨県富士吉田市、堀内光一郎社長）は、新・河口湖遊覧船「天晴（あっぱれ）」の運航を2020年12月4日より開始する。

「天晴」は、戦国時代に甲斐武田軍に属していた「水軍」の安宅船（あたけぶね）をモチーフとした、純和風の遊覧船。
山梨県ゆかりの武将・武田氏の家紋「武田菱」を大きくあしらった御幕（おろしまく）が目を引く船体は、武田軍の代名詞でもある「赤備え（あかぞなえ）」をアクセントに、華やかさと勇ましさを兼ね備えたデザインとなっている。

同船では、天気の良い日は、展望デッキから遮るもののない雄大な富士山の絶景を眺望可能。
一方、畳の間をイメージした広々とした船内には50インチの大型モニターを設置、雨の日でも四季折々の美しい富士山の映像や周辺地域の観光情報を提供する。
門幕やのぼり旗に迎えられ、琴や太鼓の音色に導かれるように乗船、富士山一望のデッキに立って、山々に響き渡る法螺貝（ほらがい）の轟きとともに広大な湖へと出陣すれば、気分はまさに戦国武将だという。

また、高齢の人や車イスの人も安心して利用できるよう、バリアフリー設計としたほか、案内放送の多言語化も実施する。

河口湖遊覧船「天晴（あっぱれ）」の運行開始日は2020年12月4日。
営業期間は年中無休、運行時間は9時30分～16時（最終便、30分間隔で運航、季節により運航時間が異なる）、所要時間は一周約
20分。
料金は大人1,000円・小人500円。
船体は全長23.5m・全幅4.0m・総トン数19トン・定員120名。
乗船・下船場所は河口湖桟橋（山梨県南都留郡富士河口湖町船津
4034番地）、交通は富士急行線「河口湖」駅より徒歩10分または河口湖周遊バスで5分（「河口湖遊覧船前」バス停下車）。