2020.07.16
物流不動産事業を手掛ける日本GLP株式会社（東京都港区、帖佐義之社長）は、延床面積約3万2,000㎡の物流施設「GLP 岡山総社Ⅲ」（岡山県総社市）を開発、2021年5月（予定）に着工する。
竣工は2022年3月の予定。

同施設は、両備ホールディングス株式会社（岡山市北区、松田敏之社長）が開発・造成した「岡山総社IC 流通センター」内の立地。
岡山自動車道「岡山総社」IC至近に位置し、山陽自動車道へのアクセスも良好で西日本の物流結節点として広域配送に最適な立地だという。
岡山県内初のマルチテナント型の免震物流施設として竣工し、現在満床稼働中の「GLP 岡山総社Ⅰ」「GLP 岡山総社Ⅱ」に次ぐ3棟目の開発物件となる。

同施設の建物は、最大4テナントの入居が可能な地上3階建ての施設として計画、ニーズに応じて2層使いも可能とする。
汎用性の高い基本的な倉庫仕様に加え、床の耐荷重強化や、荷物用エレベータの搬送能力向上、バースの拡張など10以上の豊富なオプションの中から個別ニーズに合わせてカスタマーがセレクトでき、施設スペックを充実させることも可能だという。

さらに、出荷をスムーズに行える両面バースを備え、物流業務の効率化をサポートするほか、出幅5.5ⅿの庇・高さ5.2ⅿのオーバースライダーをトラックバースに設けることで、雨天時にも作業しやすい環境を確保する。

また、庫内で働く人やトラックドライバーが利用可能なコンテナハウス型の休憩スペースを屋外に設置、アメニティの充実を図り、就労環境にも配慮。
合わせて、隣接するマルチテナント型施設「GLP 岡山総社Ⅰ」
「GLP 岡山総社Ⅱ」との一体運用により、カフェテリア・売店、駐車場などの共用サービスも利用可能とし、緊急時は免震施設としての管理機能や防災機能を連携することで、テナントの安心・安全な施設運営に貢献するとしている。

「GLP 岡山総社Ⅲ」の所在地は岡山県総社市。
敷地面積は約2万1,000㎡、延床面積は約3万2,000㎡。
構造・規模は耐震鉄骨造・地上3階建。
着工は2021年5月予定、竣工は2022年3月予定。