【ニュース】 下関大丸、全館を改装し3月23日にリニューアルオープン、「観光客」なども新たなターゲットにエリア独自の資源を編集・提案 山口県下関市
2020.02.21
下関大丸(株式会社下関大丸、山口県下関市、田中儀和社長)は、全館を改装し、3月23日にリニューアルオープンする。
これに先駆け、3月1日以降は、大丸松坂屋百貨店直営化により「大丸下関店」に名称を変更。
フロア構成の変更や新業態の出店など、地方郊外百貨店の新たなモデルとして運営する。
大丸松坂屋百貨店は、地方百貨店が淘汰されている厳しい市場環境の中、地方郊外の百貨店改革に取り組んできた。
今回の全館リニューアルでは、コンセプトを「観光客・地元三世代が共に楽しめる“美・食・遊”に満ちたお店」とし、「ハイブリッドな事業構造」「地域共創の強化」「グループ直営店化」の3つの改革を軸に事業を展開するという。
リニューアル後は、これまでのミセスやアクティブシニア層に加え、年齢層の幅を広げた3世代ファミリーを中心に、年間700万人の国内外観光客、「美」にこだわるファッション感度の高い女性層も意識。
また、従来の百貨店ビジネスモデルとなっていた、婦人衣料を中心に構成した売場構成や、消化仕入れ主体の商品・テナントは、店づくりの多様性に制約を与えていたことから、「定期賃貸借」という不動産賃貸の考え方をミックスすることで、テナントの自由度を増強する。
さらに、観光客など広域からの来街者にエリア独自の資源を編集・提案する地域特化型の空間「KANMON U.W.」を展開。
「KANMON U.W」は、関門という名に示されるように、古来から国内外への門戸として隆盛を極めた港町・下関が市民としての誇りを取り戻し、かつてのように賑わい活気ある場をつくろうというプロジェクト。
様々な垣根を超えて、広域エリアで地域を活性化する国内初の試みとなる。
合わせて、東急ハンズが春から地方創生に取り組む新業態として全国で2号店となる「Plugs Market」、ニトリが地域共創の新事業として大丸松坂屋百貨店に初めて出店。
「Plugs Market」では、地域の百貨店が得意とする地元発掘力によって集めた地域産品や職人・クリエイターの情報を、東急ハンズ独自の視点によりさらに発掘・編集することで「モノ」「コト」「ヒト」をつなぎ、百貨店のオペレーション力と東急ハンズの売場プロデュースにより、地域の魅力を最大化する価値を生み出すという。
「大丸下関店」の所在地は山口県下関市竹崎町四丁目4番10号。
グランドオープン日は3月23日(3月18日より順次オープン)。