【ニュース】 JR西日本グループと瀬戸内海汽船グループ、導入予定の観光型高速クルーザーの船舶名・デザイン・仕様などを決定、2020年夏の竣工を目指す 広島県広島市

2019.10.17
JR西日本グループと瀬戸内海汽船グループは、導入予定の観光型高速クルーザーの船舶名・デザイン・仕様などを決定、まもなく建造に着手する。

両グループは今年5月8日、「せとうちエリアの海事観光の振興に向けた連携協定」を締結。
観光型高速クルーザーの開発・導入について具体的な検討を進めてきたという。
2020年夏のオリンピック・パラリンピック開催時期にあわせた竣工・お披露目と、同年秋の「せとうち広島 デスティネーションキャンペーン」開催期間での運航を目指す。

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新造する観光型高速クルーザーの船舶名称は「SEA SPICA(シー・スピカ)」。
運航エリアは広島港(宇品)と三原港とを結ぶ、とびしま海道・しまなみ海道エリアで、航路名称は「瀬戸内しまたびライン
(Setouchi Shimatabi Line)」。
瀬戸内シーライン株式会社が運航主体となる。

船内には、瀬戸内の多島美を贅沢かつ効率よく楽しむための設備と高速性能を具備するほか(デッキを含めたバリアフリー対応)、外国人観光客が快適に利用できる船内案内設備も具備する予定。
座席定員は、旅行会社によるチャーターにも適した90人程度とする。

建造主は株式会社瀬戸内島たびコーポレーション(瀬戸内シーラインと株式会社JR西日本イノベーションズによる共同出資会社)、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構。
造船所は瀬戸内クラフト株式会社(広島県尾道市)。