【ニュース】 阪神電気鉄道、阪神甲子園球場南側の西宮市所有地で新たに建物を建設、「甲子園歴史館」を一部移転拡張しリニューアルオープン 兵庫県西宮市

2019.10.11
阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、秦雅夫社長)は、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)南側に位置する西宮市所有の土地に新たに建物を建設、現在、阪神甲子園球場の外野エリアにある「甲子園歴史館」を一部移転拡張し、リニューアルオープンする。

甲子園歴史館は、2018年7月にオープン以来の入館者が延べ100万人を突破。
スペースに限りがある現在の場所では、これ以上のコンテンツの拡充は困難になっているという。

そこで同社では、2021年を目途に、同球場南側に隣接する同土地を借り受け、新たに建物を建設。
同建物に甲子園歴史館を一部移転・拡充のうえ、球場外野エリアの既存の甲子園歴史館と一体的に運営していくとともに、ライブラリ・カフェやキッズゾーンなどを併設することで、野球の魅力を広く伝えることができる拠点を整備するという。

また、同建物と球場をデッキで接続することで、甲子園歴史館の来館者の回遊性を高めるほか、交差点の安全性を向上させ、球場と同建物を一体的に運営することで、相乗効果を高め、球場を拠点とした新たなにぎわいの創出を目指す。

さらに、一部移転後の甲子園歴史館の跡地には飲食物販店舗を整備、外野レフトエリアに残る甲子園歴史館もリニューアルするなど、球場外野エリアも刷新を図る予定としている。

同土地の所在地は兵庫県西宮市甲子園町58番(阪神甲子園球場南側)。
所有者は西宮市(同社が同市と30年の事業用定期借地権設定契約を締結)。
敷地面積3,243㎡(現況更地、同市の市営住宅跡地)。

新たな建物(予定)の延床面積は約5,000㎡、構造・規模は鉄骨造・3階建て。
1階には新たに飲食店舗や物販店舗を誘致予定、2階には歴史館エリア、3階には多目的ホールやキッズゾーンなどを設置予定。

今後のスケジュールは、2019年10月に基本協定締結予定、2020年春頃に土地一時使用賃貸借契約締結・建設工事着工予定、2021年春頃に開業予定(事業用定期借地権設定契約締結)。