【ニュース】 阪急交通社、釧路湿原国立公園の遊歩道内のサテライト展望台に「環境型保全型トイレ」を寄贈、11月末に竣工予定 北海道釧路市

2019.08.26
株式会社阪急交通社(大阪市北区、松田誠司社長)は、阪急阪神ホールディングスグループの社会貢献活動「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として、釧路湿原国立公園の遊歩道内のサテライト展望台に「環境型保全型トイレ」を寄贈する。
7月30日に着工し、今年11月29日の竣工を予定している。

「環境型保全トイレ」とは、おがくずの中の微生物の力で排せつ物を分解するため水を使わず、汲み取りが不要なうえ、臭気が少なくメンテナンスフリーの自然に優しいトイレ。
同社では、2007年12月に初めて屋久島に寄贈して以来、世界遺産や国立公園に「環境保全型トイレ」を設置し、観光地で快適に過ごせる環境を整えてきたという。
今回の設置は、北海道では3例目、全国では6例目となる。

釧路市によると、設置場所の釧路市湿原展望台の遊歩道は、2018年には推定2万4,786人が来訪。

一方同社では、2013年から「暮らすように旅する釧路長期滞在の旅10日間」を販売しており、ツアー参加者の累計は今年までで延べ5,000人・4万5,000人泊を超える予定となっている。
長期滞在ツアーなど、同社の利用客をはじめ、釧路市湿原展望台の遊歩道を訪れる全ての人に快適に散策を楽しんでもらうため、昨年同市に寄贈を提案し、設置が決定した。

設置するトイレの形状はログハウスタイプの外観で洋式便座1基。
サイズは幅2,140mm・奥行3,355mm・高さ3,270mm。
設置台数は1台
設置場所は釧路湿原サテライト展望台付近(北海道釧路市北斗)。