【ニュース】 ホテルグランヴィア大阪、19階へ移設する新たなフロントと、和食レストランのリニューアルオープン日を11月1日に決定 大阪府大阪市

2019.08.22
ホテルグランヴィア大阪(株式会社ホテルグランヴィア大阪、大阪市北区、宮崎好弘社長)は、19階へ移設する新たなフロントと、和食レストランのリニューアルオープン日を今年11月1日に決定した。

同ホテルでは、約43億円を投資し、2016年2月~2022月4月(予定)までの期間中、全体を3期に分けてリニューアル工事を実施している。
今回のフロントと和食レストランのリニューアルはその第1弾となるもの。

現在、同ホテルが位置するJR「大阪」駅周辺では「うめきた2期区域まちづくり」や、関西国際空港とのアクセスが大きく改善する新駅開業といった大規模な開発が進んでいることに加え、大阪万博やワールドマスターズゲームズといった国際的なイベントの開催を控えている。
こうしたエリア動向に加え、開業以来、約7割を占めていた出張など1名での宿泊から、インバウンド需要拡大やエリア開発などによってレジャー利用層のシェアが拡大、現在、その数は約半数を占めているという。

これに伴い、年間宿泊者数は、開業当初の約2倍となる約38万人にまで増加。
インバウンド・レジャー利用層への対応が必要となったことに加え、ホテル建設ラッシュの中、エリアでの存在感と競争力強化や、「グランヴィア」ブランドの認知度向上を図るため、館内の全面リニューアルに踏み切ったという。

第1期リニューアルでは、インバウンドをはじめとしたレジャー層の増加に対応するため、1階フロント・ロビーを19階西側(テナントレストラン跡)に移設する。
現行のフロント・ロビーは、増加する宿泊客のほか、レストラン・宴会場の利用客に加え、待ち合わせの人などで日常的に混雑した状況が課題となっていたが、移設に伴い、面積を現在の230㎡から
526㎡へと約2倍に拡張。
新たなフロント・ロビーは、片側を一面窓とした高層階ならではの開放感とグレード感を共存させた落ち着きのある空間とし、クロークスペースについても約2倍の面積に拡張する。
合わせて、「上空から見る大阪」をモチーフにしたアートや大阪の伝統工芸である錫の器などを配置。
観光案内やレストランガイドなど、様々な問い合わせに応えるインフォメーションカウンターを新設し、インバウンド・レジャー層のニーズに対応するという。

さらに、宿泊特化型ホテルとは異なる、シティホテルならではの特色である飲食機能についても強化。
インバウンド層の関心が高く、来日の目的のひとつとも言われる和食2店舗(日本料理「大阪 浮橋」・なにわ食彩「しずく」)をリニューアル、完全個室化や人数に合わせて変更可能な席配置など、店内レイアウトを全面的に見直した。
料理についても、食材や出汁など大阪の食文化を意識した内容に一新する。