【ニュース】 大和ハウス工業と三協立山、植物工場システム「agri-cube ID」を共同開発、「建設」から「栽培・運営サポート」までワンストップサービスを提供、10月1日より全国販売 大阪府大阪市
2019.08.21
大和ハウス工業株式会社(大阪市北区、芳井敬一社長)と三協立山株式会社(富山県高岡市、山下清胤社長)は、植物工場の「建設」から「栽培・運営サポート」までワンストップサービスを提供する植物工場システム「agri-cube ID(アグリキューブ・アイディー)」を共同開発した。
同システムは、「農業の工業化」を推進するため、オーダーメイドで工場や倉庫などに設置可能な事業化への対応も見据えた植物工場システム。
大和ハウス工業が10月1日より全国販売を開始する。
大和ハウス工業では、2012年より独自開発した小型の植物工場ユニット「agri-cube E」「agri-cube S」を発売。
その後、大規模植物工場への事業化ニーズの高まりを受け、2011年から植物工場の研究を行っていた三協立山と、2017年4月より大量生産できる大規模植物工場をテーマとした共同開発を開始した。
2018年4月、両社は販売に関する業務提携契約を締結している。
今回開発した同システムは、多様な事業計画への対応、「フリルレタス」が最短32日間で促成栽培可能なオリジナル技術、安心の栽培サポートプログラムが特徴だという。
「agri-cube ID(アグリキューブ・アイディー)」の対応地域は全国(離島など一部地域を除く)。
本体設備・仕様は、断熱パネル(室内高3m)、栽培棚(アルミ製・標準5段)、栽培プール、栽培用LED照明、空調設備、送風システム、養液管理システム他。
屋内設置を前提としており、設置場所によっては施工ができない場合あり(建屋本体は含まず、設置には電気・給排水繋ぎ込み等別途工事が必要)。
販売価格は基本モデル約1,300㎡の場合、本体設備価格が㎡あたり30万円~(税別)。
生産可能品目は葉菜類(リーフレタス、バジル、ホウレンソウ等多様な品種栽培が可能)。