2019.07.29
沼津市（賴重秀一市長）は7月25日、首都圏での情報発信を強化するため、株式会社ポニーキャニオン（東京都港区、吉村隆社長）本社内に「沼津市観光プロモーション 東京デスク」を開設した。

これまで同市では、首都圏に向けた観光プロモーションとして、深海魚の魅力発信のためのトップセールス、アルタビジョンでのPR動画の放映、東京都庁全国観光PRコーナーへの出展、首都圏向けのPRチラシ作成などを行ってきたという。
今後はさらに、同本社内に東京デスクを設置することで、メディアへの情報提供や映像制作会社への紹介を通じ、同市の魅力を発信する。

開設式で賴重市長は「行政と民間企業が車の両輪となって、観光プロモーションを行うケースは、まだまだ珍しい取り組みであり、可能性に満ち溢れている。」と述べた。
一方、吉村社長も「これまで弊社が培ってきたノウハウを活用して、沼津市に人を呼び込めれば。」と意気込みを語った。

開設式では、沼津市食フェアも実施。
ポニーキャニオン本社内のカフェテリアで、「沼津食フェア」と題し、沼津の地元食材を活用したランチメニューが振る舞われた。

なお同社が地方自治体の首都圏への情報発信機能を担う事例は三重県桑名市に次ぐ2例目で、2019年5月には虎ノ門から六本木一丁目に本社を移転している。