【ニュース】 奈良市、民間ノウハウを活用した公園の持続的な維持管理・運営体制の構築を目指す社会実験イベント「まちの食卓」を6月16日に開催 奈良県奈良市
2019.06.14
奈良市は、社会実験イベント「まちの食卓」を同市内の公園で6月16日に再び開催する。
前回は4月14日に開催、今回は6月15日に予定していたが、雨天の可能性が非常に高いため延期とした。
現在同市には570箇所の公園があり、その整備・維持管理費として年間約2億3800万円を計上している。
同事業は、同市の若手職員と地域の若手民間有識者が連携したプロジェクトチームが担当。
官民連携により、民間ノウハウを活用した公園の持続的な維持管理・運営体制の構築を目指すモデル事業だという。
同事業では、公園を家族の集うリビングやダイニングと見立てることにより、住民が家族として食事や談話をする場所やくつろげる空間を創出する。
普段は知らない人同士でも、同じ食卓で語らうことにより、コミュニケーションを創出し、一緒に地域における公園の活用方法や新しい使い方等を考えるとしている。
公園の真ん中のダイニングエリアには、約18mの「大きな食卓」を設置、日除けテントも設置予定。
まちの人々を家族として、それぞれが持ち寄った食事を楽しみながら話すスペースとする。
また、マジックの実演やさまざまなジャンルの音楽演奏等、公募による8組が出演する予定だという。
また今回は、遊具に代わり、キッズエリアに自由にお絵かきできる黒板(4枚)を設置。
食卓の近くに配置し、子どもが書いた絵を通じて、出合った家族同士が交流できるよう子ども連れの家族のコミュニケーションツールとする。
チョークアートの実演も予定。
その他、近隣店舗の協力による飲食ブースが出店するほか、今回は市内で営業するキッチンカーも出店予定。
簡易ベンチや持ち帰り可能な絵本のコーナー、授乳スペース、簡易トイレも設置予定だという。
なお同市では、9月28日にも同公園で「まちの食卓」を開催する予定。
年間を通して同様のイベントを開催しながら、地域の民間事業者や地域住民にも協力を呼びかけ、将来的には民間主体での公園運営を目指す。
「まちの食卓」の開催日時は6月16日の11時~17時。
開催場所は芝辻町四丁目緑地(奈良市芝辻町四丁目14番地)、交通は近鉄「新大宮」駅より徒歩約5分。
入場無料・申込不要。