【ニュース】 ひがしかわ観光協会など、東川町を中心に旭川市・東神楽町の1市2町でインバウンド向けに広域シェアサイクルの実証実験を開始 北海道東川町

2019.06.04
一般社団法人ひがしかわ観光協会(北海道東川町)・有限会社アグリテック(北海道東川町、中田浩康社長)・一般社団法人大雪カムイミンタラDMO(北海道旭川市、理事長:西川将人旭川市長)・北海道東神楽町・コギコギ株式会社(東京都渋谷区、中島幹彰代表)の5者は6月1日、「写真の町」として知られる北海道東川町を中心に、旭川市・東神楽町の1市2町でインバウンド向けに広域シェアサイクルの実証実験を開始した。

同取り組みでは、旭山動物園・旭川空港・旭川駅前・東川町の道の駅など7ヶ所のポートに電動アシスト自転車30台を用意。
ひがしかわ観光協会が実施主体、アグリテックが運営主体となり、コギコギがシェアサイクルのシステム提供を行う。

実証実験の中心となる東川町は、北海道の中央に位置し、移住者が増加している町として近年注目されている場所。
旭川空港より車で10分というアクセスにも恵まれ、大雪山国立公園にも近く大自然に包まれた同町は、1985年に「写真の町」、
2014年には「写真文化首都」を宣言、東川町国際写真フェスティバルや写真甲子園などを通じ、写真文化を中心に独自のまちづくりを行ってきた。

こうした中、同町への玄関口となる旭川空港は、2018年に国際ターミナルを増設したのに伴い、韓国・台湾などアジアからのインバウンド(訪日観光客)が増加。
今回のシェアサイクル導入は、訪日観光客に手軽な移動手段を提供することで、地域の魅力を知ってもらい、継続的に来訪してもらうのが狙いだという。

実証実験の期間は6月1日~10月中旬までの5ヶ月間。
利用料金は6時間1,500円・12時間1,800円の2プランを設定した。
また、東川町国際写真フェスティバルの開催期間中は、より手軽にシェアサイクルを利用できるプランを用意する。
5者は今回の実証実験を通じ、気候やイベントに合わせた利用ニーズと運営コストの検証を行い、サステナブル(持続可能)なシェアサイクルの事業モデル構築を目指すという。