【ニュース】 武蔵野美術大学と所沢市、文化芸術における連携・協力協定を締結 埼玉県所沢市

2019.03.25
美術・デザインを専門領域とする武蔵野美術大学(東京都小平市、長澤忠徳学長)と所沢市(藤本正人市長)は3月22日、文化芸術における連携・協力協定を所沢市役所内で締結した。
締結後は、「所沢市文化芸術振興ビジョン」の中長期政策に沿い、誰もが住みたくなる文化的なまちを実現するための具体的なアクションを共同で進めていく。

連携事項は、文化芸術及び教育の発展に関する事項、文化芸術による産業振興に関する事項、創造的思考力を活かした地域課題の発見・解決に関する事項、人材育成に関する事項、両者が有する知的資源・人的資源及び物的資源の活用及び交流に関する事項、文化芸術等における施策の有機的な連携に関する事項、その他、市と大学が必要と認める事項。

これまで同大学では、同市と同じ西武線沿線の立地を活かし、芸術を中心とした数多くの交流を行ってきた。
所沢市在住の作家が発起人となり、2008年には「所沢ビエンナーレ プレ美術展『引込線』」を西武線・所沢駅前の鉄道車両整備工場跡地で開催、約5,000人を動員したという。
以降、現在まで継続的に開催し、同市の文化芸術の発展に寄与しているとしている。

また、新たな官学連携活動として、小・中学校へ美大生が自ら行き、授業内で本物の芸術に触れる機会を創出する「旅するムサビプロジェクト」も展開しているという。