【ニュース】 阿蘇市・竹田市・JR九州の3者、「JR豊肥本線を活用した観光振興のための協定」を締結 熊本県阿蘇市

2018.12.07
阿蘇市・竹田市・九州旅客鉄道株式会社の3者は12月5日、「JR豊肥本線を活用した観光振興のための協定」を締結した。
3者は今後、「県境」「官民」の枠を越えて、JR豊肥本線を活用した観光振興について共同で検討を深めていく取り組みを行う。

阿蘇市と竹田市は、九州中央に位置する「阿蘇くじゅう国立公園」に位置。
自然・温泉・歴史・文化等の豊かな地域資源を有し、農業と観光を基幹産業としたまちづくりを進めている。

しかし、平成28年4月に発生した熊本地震の影響により多大なる被害を受け、大分~熊本間の主要交通網で東西に走る国道57号やJR豊肥本線も肥後大津駅~阿蘇駅間が不通のままで、生活者をはじめ観光客の足に多大な影響を及ぼしており、復旧の見通しが立っていないのが現状だという。

具体的な取り組みのうち、JR豊肥本線の利用促進では、D&S列車(観光列車)「あそぼーい!」「九州横断特急」を活用した更なる利用促進、JR九州レールパスによるインバウンド客の利用促進を実施。

地域交流による地域活性化策では、阿蘇駅・豊後竹田駅を中心としたJR各駅からの着地型商品造成、阿蘇駅・豊後竹田駅からの二次交通の整備、及び二次交通を利用した地域活性化を図る。

3ヵ年計画による事業提案では、国への支援なども求めながら、
2019年度を初年度とする3ヵ年のスパンで阿蘇・竹田の観光地域づくりを進め、九州中央のディスティネーションの位置を確立するという。