【ニュース】 高松琴平電気鉄道など、「ことでん瓦町ビル」を「瓦町FLAG」へ名称変更し10月にリニューアル開業、「もの」の消費だけではなく「こと」も消費できる施設へ 香川県高松市
2015.07.14
高松琴平電気鉄道株式会社(香川県高松市、真鍋康正社長)は7月10日、双日株式会社・双日商業開発株式会社と進めている、香川・高松のターミナル駅「瓦町」駅(香川県高松市)直結の「ことでん瓦町ビル」開発事業の施設名称を「瓦町FLAG」(かわらまちフラッグ)に決定、2015年10月にリニューアル開業すると発表した(施設名称は商標登録出願
中)。
高松市では現在、「2核(北:三越、南:瓦町駅)1モール」を基本構想とする中心市街地の活性化を進めている。
南の核となる瓦町駅では、旧来の百貨店に変わる新しい核として駅ビルを再生させる必要があったという。
同施設では、百貨店からのテナント構成を刷新、老若男女の地域住民が「ものの消費」だけではなく、「ことを消費」できるような複合施設へとリニューアルすることで、地域とともに生まれ変わるとしている。
さらに、周辺商店街やことでん沿線の商店との連携強化を図るため、地域交流活動用の区画を設け、共同イベントの開催を推進することで、同施設だけでなく、中心市街地全体の活性化を目指す。
リニューアル後の同施設では、物販「もの」の消費だけではなく、来訪客に「滞在」「体験」「学び」「交流」といった、様々な「こと」を通し、ショッピング以外の時間の過ごしかたを提案。
「あそび」の空間も増やし、老若男女の幅広い来訪者が四季を通じてくつろげるように工夫を凝らすとしている。
テナントは約100店舗うち、香川初出店のテナントが39店舗(うち四国初出店テナント27店舗、2015年7月10日現在)。
香川初の出店となる「ジュンク堂書店」では、7階全フロアと6階一部を利用し、専門書からマンガまで、幅広い書籍を取り揃える。
その他、セレクトショップ「nano・universe」、自然派化粧品・生活雑貨の「MARKS&WEB」のほか、既存の人気店「BEAMS」も商品ラインナップを拡充、「BEAMS」としては日本最大級の売場面積となる予定。
「滞在」「体験」「学び」「交流」では、「高松市市民サービスセンター」に加え、「ライトフィットネス」「図書館」「多目的スタジオ」「ギャラリー」「ボランティア団体などの活動基地」など、多彩な市民サービス機能を備え、多くの人が気軽に利用できる空間を設置。
編物教室・クラフト教室を開催する・地元の手芸用品店「手芸センタードリーム」や、靴・革製品の修理・メンテナンスサービスを提供する「Rifare」など、より地域の生活に密着したコンテンツも提供する。
また、11階の屋上は芝生が敷き詰められた心地よい「空中庭園」とし、夏季オープンのビアガーデンでは、にぎやかな憩いの空間を演出。
10階に新規出店するイタリアンレストラン「La Lanterna」では、石窯で焼いた本格ピザも提供する。
その他、「スターバックス コーヒー」は継続営業し、「セブン-イレブン」ではイートインスペースを新設、思い思いにくつろげる空間を提供するという。