【ニュース】 仙台ターミナルビル、東日本大震災の集団移転跡地の荒浜地区に1年中フルーツ狩りのできる体験型大規模観光果樹園を整備 宮城県仙台市

2018.04.27
仙台ターミナルビル株式会社(仙台市青葉区、松﨑哲士郎社長)は、仙台市が募集した「仙台市東部沿岸部の集団移転跡地の利活用事業者」(仙台市荒浜地区11ha)へ応募、3月29日に仙台市長より「事業候補者決定通知書」が交付された。

同社では、3つの事業「観光果樹園事業」「加工体験・6次産業化支援事業」「販売・飲食・各種イベント事業」により、仙台市東部沿岸エリア全体の核となるような集客施設を開設するとしている。
今後は、同事業の実現に向けて仙台市と手続きを進め、仙台市荒浜地区で新たに「体験型観光果樹園」を整備し、「東部沿岸部の復興」(交流人口の拡大・周辺農業者との連携)、「農業振興」(果樹生産への挑戦として、ジョイント・ポット栽培法による早期成園化・省力・低コスト栽培)、「新たな観光づくり」(インバウンドを含む)を目指す。

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同社ではこれまでにも、2016年4月より仙台市農業園芸センター再整備事業に参画、そこで展開する「せんだい農業園芸センター みどりの杜」で培った栽培技術により、質の高い果物を提供してきた。
今後はさらに、JR東日本グループ各社や観光事業者等と連携を深め、鉄道ネットワークや旅行商品等を活用した交流人口拡大、首都圏も含めた様々な販路の拡大に取り組むとしている。

体験型大規模観光果樹園事業の所在地は仙台市若林区荒浜地区(住宅移転跡地)、面積は約11.0ha。
事業内容は、「観光果樹園事業」「加工体験・6次産業化支援事業」「販売・飲食・各種イベント事業」「貸農園事業」。
栽培品目はブルーベリー、ブドウ、イチジク、梨、リンゴ、キウイ、スグリ類、イチゴ。