【ニュース】 インテリックス、不動産小口化商品事業による京町家の不動産再生事業を開始 京都府京都市
2018.03.20
中古マンションの再生流通事業を手掛ける株式会社インテリックス(東京都渋谷区、山本卓也社長)は、不動産特定共同事業法に基づく不動産小口化商品「アセットシェアリング」事業による京町家の不動産再生事業を開始する。
対象となるのは、原則として、1950年以前に伝統的木軸工法によって建てられた京都市内の木造建築物で、生活文化的意匠を残している建物。
伝統的な京町家は貴重な財産だが、多くの京町家が時間貸駐車場やホテル・ゲストハウス等の建設のために取り壊され続けているという。
こうした中、同社では京町家を残し、保全するためには民間資金の投入スキームが必要と考え、事業を立ち上げた。
同事業では、同社設立の組合が投資家(組合員)より出資を受け、京町家を旅館業法上の一棟貸切の宿泊施設にリノベーションすることで収益不動産化する。
今回対象となるのは、京都市中京区・上京区・東山区に所在する5棟の京町家。
このうち2棟は既に営業を開始している宿泊施設で、残りの3棟のうち1棟はリノベーション前の空き家の状況となっている。