【ニュース】 近畿大学工学部、建築を学ぶ学生が東広島市内の古民家で漆喰の上塗り作業を3月14日・15日に実施 広島県東広島市
2018.03.12
地域の古民家再生に取り組んでいる近畿大学工学部(広島県東広島市)建築学科の谷川大輔准教授とゼミ生は、3月14日・15日の2日間、東広島市内の古民家で漆喰の上塗り作業を実施する。
同取り組みは、学生らが築100年超の古民家改修に挑むプロジェクト。
近畿大学工学部開発の特許技術を活用した漆喰を使用し、左官職人に頼らず、学生たちが施工することで実践的な建築を学ぶという。
谷川准教授は、2015年に同市福富町の築100年を超える古民家を私財で購入。
自らが住民となることで、主体的に地域住民とまちづくりの在り方や古民家の活用方法を検討し、学生とともに古民家の再生に取り組んでいる。
今回は、同プロジェクトで2017年に第一期リノベーションを終えた母屋に連結する蔵の再生計画の一環で、学生らが漆喰を塗って土壁の補修・再生に取り組む。
使用する漆喰は、近畿大学工学部建築学科教員らが開発した特許技術を活用した「瀬戸漆喰」で、施工し易く強度発現性に優れた塗り壁材だという。