【ニュース】 福岡市とぐるなび、地域共働事業に関する包括連携協定を締結、観光振興、ユニバーサル都市・福岡の推進、食文化振興を包括した幅広い取り組みを実施 福岡県福岡市

2015.07.08
株式会社ぐるなび(東京都千代田区、久保征一郎社長)と福岡市は、連携を結ぶことで双方の資源を有効に活用した共働による活動を推進し、福岡市の地域活性化を促進するため、「福岡市と株式会社ぐるなびとの地域共働事業に関する包括連携協定」を7月7日に締結した。
同社が、自治体と今幅広い分野で地域活性化を行う包括連携は、九州地方では初の取り組みとなる。

協定の内容は「観光振興に関すること」「ユニバーサル都市・福岡の推進に関すること」「食文化振興に関すること」「その他、地域活性化及び市民サービスの向上に関すること」。
同社では同協定に基づき、福岡市が取り組む観光振興やユニバーサル都市・福岡の推進、食文化振興に貢献するため、自社の事業インフラやノウハウを総合的に提供していくとしている。

観光振興では、福岡市内の飲食店における外国人受け入れ環境づくりを促進し、多言語対応のWEBページの構築・情報発信を行うほか、市内飲食店を対象に、訪日外国人客の受け入れノウハウをレクチャーする「インバウンド対策セミナー」を開催。

また、初の取り組みとして、海外からのMICE参加者を対象とした、専門スタッフによる英語での飲食店予約代行サービスの開始を予定しているという。

ユニバーサル都市・福岡の推進では、ユニバーサルデザインの理念に基づく地域レストランの設備・サービス情報や観光スポット情報の発信によるユニバーサルデザインの普及促進と誘客促進に取り組む。

食文化振興では、福岡市の食のブランド化の推進に向けた相互協力、小中学生などを対象とした食育教室の開催や福岡市内産農産物の消費拡大に向けた取り組みを実施する。

同社は「世界に誇れる日本の食文化を守り育てる。そのために食材をも守り育てる」というコンセプトのもとで事業を進めており、今後も、日本の食文化や食を通じて観光を楽しむための情報サービスの提供を日本全国の自治体と連携しながら進めていくとしている。