【ニュース】 首里城公園、琉球王国時代に城内で執り行われた祭祀儀礼「百人御物参」を3月3日・4日に再現 沖縄県那覇市
2018.03.01
沖縄県営首里城公園(沖縄県那覇市、指定管理者:一般財団法人沖縄美ら島財団)は、3月3日・4日の2日間、琉球王国時代に城内で執り行われた祭祀儀礼「百人御物参(ももそおものまいり)」を再現する。
「百人御物参」とは、神女たちが首里城内やその周辺にある聖域=御嶽(うたき)をお参りする行事。
御嶽では、国王の長寿やその子孫の繁栄、航海安全、国土の安全、五穀豊穣を祈願する。
往時は、類似の行事を含め、年間6回程度行われていたという。
祭祀行事を司る神女たちは、「御内原」(おうちばら)とよばれた首里城正殿の裏側にある空間と、表側にある「御庭」(うなー)や御嶽等を巡るため、同行事は首里城での「表の世界」と「内の世界」をつなぐ行事となっている。
同イベントでは、「百人御物参」の巡拝コースの一部を再現するという(再現は首里城内のみ)。
「百人御物参」の開催日時は3月3日・4日の12時~13時(1回目)・15時~16時(2回目)。
会場は首里城公園(沖縄県那覇市首里金城町1丁目2)内、御庭~下之御庭(首里森御嶽)~京の内。
御庭は有料区域(大人820円・中人620円・小人310円)。