【ニュース】 松山市、道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」をグランドオープン、飛鳥時代の建築様式で新たな温泉文化を発信 愛媛県松山市
2017.12.27
松山市は12月26日、新たな温泉文化を発信する拠点となる道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」をグランドオープンした。
3000年の歴史を誇る道後温泉は、有馬温泉(兵庫)・白浜温泉(和歌山)と並ぶ日本三古湯の一つ。
泉質はアルカリ性単純泉で、きめ細やかな日本人の肌に合うなめらかなお湯で、湯治や美容に適しているとされる。
同別館のオープンにより、道後温泉では「道後温泉本館」「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」「道後温泉 椿の湯」の3つの温泉施設が勢揃いした。
同別館でも、本館と同じく、加温も加水もしていない源泉かけ流しの「美人の湯」を満喫することができるという。
同別館の建物コンセプトは、西暦596年聖徳太子の来浴や、661年女帝斉明天皇の行幸など、物語や伝説が残る日本最古といわれる温泉にふさわしい、飛鳥時代の建築様式を取り入れた湯屋。
聖徳太子が道後温泉に来浴した際の明媚な風光をイメージし、椿が生い茂っている「椿の森」や「湯の川」「温泉碑」を再現した。
回廊・広場・街路がひとつなぎとなった憩いの場で、湯あがりのひとときをゆっくりと過ごすことができるという。
また館内では、「太古の道後」をテーマに、道後温泉にまつわる伝説や物語などを「愛媛の伝統工芸」と「最先端のアート」がコラボレーションした作品で演出。
「温泉の癒し」と松山・道後でしか体験できない、感性を刺激する「新たな温泉文化を発信する拠点」を目指す。
館内施設は、エントランス、浴室、露天風呂、大広間休憩室、特別浴室、個室休憩室など。
道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」の所在地は愛媛県松山市道後湯之町
19番22号、交通は伊予鉄道城南線「道後温泉」駅より徒歩5分。
定休日は年に1日臨時休業あり。
運営は指定管理者・道後温泉コンソーシアム。