【ニュース】 鎌倉市観光協会、観光&健康マイレージアプリ「いざマイル鎌倉」をリリース、観光客・在住者・行政のいずれにもメリット 神奈川県鎌倉市
2016.11.15
公益社団法人鎌倉市観光協会(神奈川県鎌倉市、井手太一会長)は11月14日、ヘルスデータ・プラットフォーム株式会社(東京都港区、宮原禎代表)に委託し制作した、マイレージアプリ「いざマイル鎌倉」をリリースした(対応言語は日本語と英語)。
同アプリは、鎌倉市内での観光客の利便性向上、地域経済の活性化、徒歩観光客への健康サポートといった個人向けサービスに加え、観光客の回遊情報(アクティビティログ)を取得・分析することで、観光地の混雑緩和等、観光施策の企画・立案に資する情報を提供するというもの。
人口減少や高齢化などの課題にいち早く取り組んでいる神奈川県と三浦半島地域の4市1町(横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町)が、将来にわたっての成長力の確保を図るために立ち上げた「三浦半島魅力最大化プロジェクト」の一環として開発した。
同市は、その歴史的背景や魅力に加え、都心からアクセスしやすい立地により、国内外から多くの観光客を惹きつけることに成功している。
一方で、一部の地域へ観光客が集中する現象や、観光客のリピート化、増加する外国人観光客への対応等、多くの課題を抱えているという。
今回リリースした同アプリの機能のうち、観光客は、おすすめスポット情報へのアクセスが可能となり、徒歩観光等でマイレージポイントが付与されるほか、鎌倉市内のおすすめスポット情報の登録・推薦なども可能となる。
鎌倉在住者は、登録したスポット情報に観光客がチェックインした際にマイレージポイントが付与されるほか、市外在住の友人・知人に観光地を薦めるツールなどとしても利用可能。
また行政には、リピート観光客の定着、外国人観光客への観光案内情報の提供、「歩く観光」の促進による健康増進、観光過密スポットや観光客の回遊状況の把握に関する実証実験などに活用できるとしている。