【ニュース】 東急不動産と千葉大学など、賃貸マンションに「街中植物工場」を設置、持続可能な地域コミュニティ形成で共同研究 東京都墨田区

2025.12.26
東急不動産株式会社(東京都渋谷区、星野浩明社長)は、国立大学法人千葉大学デザイン・リサーチ・インスティテュート(研究代表者:今泉博子准教授)、リノベる株式会社(東京都港区、山下智弘代表)と連携し、「街中植物工場」を拠点とした持続可能な地域コミュニティ形成を目的に共同研究を開始する。

同共同研究では、東急不動産が東京都墨田区に保有する築30年・全32戸の賃貸マンション「コンフォリア墨田三丁目」をリノベるがリノベーションし、同大学と連携して共用部を地域交流の拠点に再生するというもの。
具体的には、共用部に同大学がデザインした、レタスやハーブの水耕栽培を行う「街中植物工場」を設置する。



同植物工場では、スペース利用時に植物の成長を観察して楽しんだり、栽培を通じ、入居者間や地域住民との交流を深めたりすることができるほか、6週に1度、収穫と試食を同時に体験できる「レタス会」の開催を予定。
年間を通じ、植物の栽培周期に応じた交流機会の創出を図る。

同植物工場を拠点とし、入居者・地域住民が世代や立場を越えて繋がることで、孤食の防止や多世代交流、地域の支え合いに繋がる新しいコミュニティ形成のあり方を検証・実現することを目指す。

2025年11月にはレタス会・栽培活動を開始、こども食堂をプレオープンしており、2025年12月にレタス会×こども食堂の合同イベントを開催、2026年1月よりこども食堂を本格スタートする。

なお、墨田区も同取り組みに賛同しており、同区と協力しながら地域全体で食育・コミュニティの形成を推進するという。