【ニュース】 シャープと近鉄不動産、VRとメタバース分野で協業、相互の知見・技術・サービスなどを活用 大阪府大阪市

2025.11.05
シャープ株式会社(堺市堺区、沖津雅浩社長)と近鉄不動産株式会社(大阪市天王寺区、倉橋孝壽社長)はこのほど、相互の知見・技術・サービスなどを活用、VRとメタバース分野で協業を開始した。

シャープは、軽量ボディと高精細なディスプレイにより高い没入感を実現するVRグラス「Xrostella VR1」を開発。
近鉄不動産は、2023年3月より大阪市のあべの・天王寺エリアをメタバース空間に構築した「バーチャルあべのハルカス」を運営しており、これまでに延べ1,600万人以上が楽しんだという。

両社は、今回の協業を通じ、シャープが持つ気軽にメタバース空間へ没入できるVRデバイス技術と、近鉄不動産のメタバース空間構築のノウハウという、互いの強みを融合、新たな可能性を追求する。

両社は既に、2025年11月1日・2日に近畿日本鉄道株式会社が開催した「きんてつ鉄道まつり2025」で「バーチャルあべのハルカス」のコンテンツを「Xrostella VR1」で体験できるイベントを実施。

これを皮切りに、12月1日~3日には東京ポートシティ竹芝(東京都港区)で開催されるXR・メタバース関連のカンファレンス「XR Kaigi 2025」にも共同で出展する。
同カンファレンスでは、あべのハルカスから見下ろした夜景を一望できるジェットコースターに乗車し、実際に夜空を走るジェットコースターに乗っているような体験が楽しめるVRデモを展示するという。