【ニュース】 近畿日本鉄道など、三重県産農産品を貨客混載で都心部へ運搬、販路拡大に向けた実証実験を実施 三重県名張市

2025.10.27
近畿日本鉄道株式会社(大阪市天王寺区、原恭社長)は、三重県(一見勝之知事)が今年度に実施する「県産農林水産物の新たな流通モデル構築事業」を受託、集荷や列車への搬入等の一部業務をワンハート三重株式会社(三重県名張市、桝井敬之社長)に再委託のうえ、同県産農産品の貨客混載による都心部への運搬、販路拡大に向けた実証実験に取り組む。

同取り組みは、同県内の農業従事者が生産した農産品をワンハート三重が集荷、近鉄の駅まで運搬し列車に積み込み、都心部の駅まで近鉄が運ぶというもの。
駅到着後、ワンハート三重が積み降ろしを実施、駅近隣の販売店や飲食店まで運送し、販売商品や食材として使用する。

その他、マルシェ会場へ貨客混載で運搬、会場でのワンハート三重による直接販売を実施し、同県産農産品の市場ニーズ調査も行う。
都心部での同県産農産品を取り扱う販売店や飲食店の新たな開拓はワンハート三重が順次行うとしている。

具体的には、2025年11月以降、大阪上本町駅付近の販売店で松阪地域産の野菜や果物、伊賀地域産の米を販売、飲食店で松阪地域産野菜・果物を活用する予定。
輸送区間は松阪駅(三重県松阪市)→大阪上本町駅(大阪市天王寺区)、伊賀神戸駅(三重県伊賀市)→大阪上本町駅(大阪市天王寺区)など。