【ニュース】 日本GLP、マルチテナント型物流施設「GLP境古河Ⅰ」を竣工、コンセプトは倉庫と働く人々の双方を活発にする「Activation」 茨城県境町

2025.06.20
日本GLP株式会社(東京都中央区、帖佐義之社長)はこのほど、マルチテナント型物流施設「GLP境古河Ⅰ」(茨城県境町)を竣工した。

同施設は、茨城県境町(橋本正裕町長)が新たな産業用地として開発を進めてきた「猿山・蛇池地区開発事業」地区内に立地。
建設予定の「GLP境古河Ⅱ」と合わせた2棟の総延床面積は、最大で約16万3,000㎡となる。

なお同施設では、物流事業や関連人材派遣事業を展開するオオサカデリバリー株式会社(大阪市浪速区、木田晴孝社長)、寝具やトラベルなどのD2Cブランドを展開する株式会社KURUKURU(東京都中央区、関沢康寛社長)など、計3社と竣工前に賃貸借契約を締結済みだという。

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同施設のコンセプトは、倉庫と働く人々の双方を活発にする「Activation(活性化)」。
庫内に窓を設置し、自然光を採り入れるほか、カフェテリアや無人売店を設置、生産性向上につながる快適な就労環境を提供する。
外観や共用部のデザインは、明るく多様な色彩、動きのあるパターンやモチーフを取り入れることで空間に変化を生み出し、就業者や施設、物流自体がより活性化していくことを企図したとしている。

入居企業のオオサカデリバリーは、同施設への入居にあたり、IC至近の立地に加え、カフェテリアなど雇用環境の整った先進的物流施設を小区画から利用できる点などを評価。
同施設をEC事業者向けのフルフィルメントセンターとして利用するほか、同社が展開する物流に特化した人材派遣事業により、他の入居企業の雇用確保をサポートする体制も構築するという。

一方、KURUKURUは、EC商品の在庫保管・配送拠点として同施設を活用し、事業拡大と業務効率の向上を図るとしている。

「GLP 境古河Ⅰ」の所在地は茨城県猿島郡境町大字蛇池字西原
748。
敷地面積は4万1,989.58㎡、延床面積は8万3,936.72㎡。
構造・規模は耐震S造、地上4階建て。
竣工は2025年5月。