【ニュース】 住友林業、つくば市で「木造混構造中大規模集合住宅」のモデルケースとなる社宅を完成 茨城県つくば市

2025.06.06
住友林業株式会社(東京都千代田区、光吉敏郎社長)は、同社が設計・施工した6階建ての社宅(茨城県つくば市)を完成、2025年6月1日より利用を開始した。

同物件は、平面混構造(中央がRC造・両端が木造)とし、混構造用に開発した構法・部材と、同社オリジナルの耐火構造部材を採用。
中大規模木造建築の技術とノウハウを活かし、設計・施工の合理化で建設コスト削減や工期短縮を実現したという。

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施工にあたっては、鉄筋コンクリート造の床スラブを木造部分まで伸ばすことで、木造部分と鉄筋コンクリート造を同時に施工。
木造部分の建て方は、型枠工による施工とし、中大規模木造建築の職人不足の課題解決や、現場での作業合理化を図ったという。

同社では、同物件を「木造混構造中大規模集合住宅」のモデルケースと位置付け、脱炭素社会の実現に貢献するとしている。

物件所在地は茨城県つくば市みどりの2丁目31-4,5,6。
敷地面積は2,825.53㎡。
構造・規模は鉄筋コンクリート造+木造・地上6階(中央がRC造・両脇が木造の平面混構造)。
主要用途は共同住宅・店舗・事務所(1階はサテライトオフィス・店舗等、2~6階は住居)。
総戸数は46戸(シングル1K・約26㎡が41戸、ファミリー2DK・約52㎡が5戸)。